おれはお小遣い制だ。家計の管理は嫁に任せている。
そんな方にはぜひ見て頂きたい今回のお話。
離婚して通帳を返還された。
3冊の通帳、中身は合計3万円ほどだ。
その通帳から無残にも光熱費と家賃徴収がまっている。
冷蔵庫も洗濯機も無い。
そう、詰んでいる状態だ。
人生でこれほど戦慄に包まれたのは初めてだった。
資産ゼロどころか、むしろマイナススタートを喫した。
まずは何から何が引き落とされているのか?
幸い額の大きな家賃は給料日を引き落とし日にしていた。
電気代、水道、ガス、通信費、これらも今月の給与でギリギリまかなえる。
ただ食費分は無理であった。
1枚だけ持っていたクレジットカードで最低限の食品を購入。
幸い冬だったため、冷蔵庫が無くても勝手口に置いておけばなんとかなった。
洗濯機も買う余裕が無く手洗いしていた。
数か月我慢の生活をし、節約しながらなんとか生きていた。
財産分与
通帳の戦慄。これは調停で争う事が出来た。
金額を証明する為に、3つの金融機関へ口座の取引明細の提出を依頼した。
10年分はさかのぼって照会できるらしい。
これはぜひ覚えておいて欲しい。
金融機関にもよるが、10年以上より遡れる可能性もある。
金額は数千円程だった。
通帳の残高、離婚前から定期的に、数十万単位で定期的に抜かれていた。
その額累計2200万円。戦慄第2派に包まれた。
残高証明書による証拠がある為、提出したがまさかの裁判官からの一言
そう、第3の戦慄
生活費に使っていたのでしょ?
・・は?
単月で20万円、ボーナス月で50万円、それを10年間定期的に引き出している。
生活費を考慮しても行方不明の2200万円が更に生活費・・?
それはどんな生活なのか。お小遣い制の僕にはわからない。
何度も状況や証拠を出して根気よく話した。
結果これは1年ほど粘って証拠をかき集めたが無理だった。
大前提でタンス預金なら調べようが無い。
ネット銀行持っているなら持っている証拠を提出しなさい。
もうお手上げだった。証拠など本人じゃないのだから用意しようが無い。
洗濯機、冷蔵庫、エアコン、カーテンも無いのですが・・
それ全部売っても1万円くらいでしょ?1万円返して貰えたら満足するってこと?
・・どうやら僕は違う世界に紛れ込んだようだ。
しかしそれがルールであるのであれば従うしかない。
これがこの世界の現実、やったもん勝ちの世界。
ならば僕がやることは1つ。
『また最初からやり直す。』
支出をまとめる
まず散らばりすぎて訳がわからない支出を1本化した。
楽天カードに支払いを全てまとめ、ポイントを貰いながら金額を見やすくした。
地域の条件があり、水道だけ通帳引き落としだがこれの効果は大きかった。
同時に通帳口座も給与口座とネット銀行口座以外解約。
ネット銀行にした理由は家に居ながら手続き出来るからだ。
ある程度まとめたらあとは足し算と引き算。
給与-支出なのでシンプルでわかりやすくなった。
必死の節約と上記努力もあってか、今では段々と通帳がプラスに転じてきた。
まとめ
- 自分のお金は把握しておかないと面倒になる
- 話し合いで解決しない場合調停利用する
- 家具家電は『売値』で判断される為価値は無い
- 通帳口座は10年ほど遡り、照会できる
- 時に諦め、覚悟を決め再スタートする
自分のお金をパートナーに任せている人は、
万が一の為にもご自身で多少は把握しておいた方が良いです。
なにもわかっていないと面倒なことになります。
自分の主張通りになる可能性も薄いです。
覚悟を決め、再スタートし、こつこつ新しく築いていきましょう。
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